幼少時代 2

トイレは家の外に囲いをしただけの物……

用をたす所に板を渡してあるだけで


いつ落ちるか?

と不安で毎回トイレと真剣勝負


ってか 電気もついてないので夜外に出て真っ暗なトイレに入るなんて事は幼い私には計り知れない恐怖です


なので 夜は玄関を出てすぐの木の下で用をたしてました


水はやはり外に小さな井戸がありそこから毎回バケツで水を汲んでました

これがかなり大変みたいでしたね



私が6歳になろうかという頃に祖母は他界しました


私は人見知りが激しく 家族以外の人とは口を聞く事が出来ませんでした

なので一歩も外へ出ず祖母の枕元に座敷童子の様に座りっきりだったそうです


そして……


そろそろ小学校に上がる頃です




父が自分の腕に注射を打つ姿を見かける様になったのは……

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