※こちらをお読みいただく際には、同じTwilight Alleyシリーズの吸血鬼キュウ編であるMARIKO様の『僕はそれを信じてる～Twilight Alley ～』からお読みください。

そのひとは、散り際の刹那に輝く桜のようだった。

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Twilight Alleyシリーズに登場する人外キャラの中でも主要なキャラクターの一人であるヴァンパイアのキュウ。

女性好きな印象の彼ですが、彼の背負う過去には悲しい恋の物語がありました。

MARIKO様の作品のアナザーストーリーとなっている本作は、キュウが胸に秘めた過去の記憶を知った王子タマの視点で物語が紡がれています。

幼いころの記憶を辿った王子の胸に甦ったのは、美しくも儚く散った姉シャ・クーラの幸せそうな笑顔でした。

ちょっとビターなキュウの恋物語を、王子の視点からお楽しみください。

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