第183話 『交響曲ハ長調』 ヴラニツキー

 冒頭序奏部が、まずどっきり。


 『こ、これは、あの、名高い『ドロップスのうた』のさいごのフレーズそのものではありませんかあ〰️〰️😃🍭』


 もちろん、テンポや表現、フレーズのとりかた、完全一致ではございません。


 旋律は、音の組み合わせですから、似てくるのは確率の問題でも、あります。つまり、偶然。(そうじゃない場合もあり。モーツァルト先生あたりの時代では、人の曲を、じぶんの曲に使わせてもらうのは、双方あたりまえだったような………)


 こうした、関係ないあたりで、似た者同士を捜すのも、音楽を聞く楽しみのひとつ。


 アントニーン・ブラニツキーさま(1761~1820)は、モラヴィア生まれで、ウィーンで活躍したかた。


 お兄さんのパーヴェルさんも、よく知られた音楽家で、モーツァルト先生とも親しかった由。


 作曲家としてより、ヴァイオリニストとして有名になたので、後世、あまり作品が省みられずに来てしまったようですが、20世紀後半に至って、再度、ゆったり光があたり始めた感じ。


 ハイドン先生風なところもありながら、民族音楽的な香りを取り込んだりもして、また、けっこう、じゅわじゅわな味わいも漂わせる、『なかなか、おぬし、やるな!』という交響曲。


 全部で『交響曲』は15曲残っている、と、CDの解説にはありますが、全部聞いてみたくなるような、まことにけっこうな『交響曲』。(日本コロムビア 33CO-2438  なお、CD番号は、やましんが聞いたCDの番号で、現行番号という意味では、ございません。)


 1792年の作品。


 なお、『アフロディーテ交響曲』と呼ばれるけれど、作曲のきっかけが、君主ロブコヴィッツ侯爵の王子の結婚を祝賀するために書かれたから、と、いうことであるとのことです。


・・・・・・うき  🍭・・🍭😢・・🍭・・・・🍭 うき・・・・・・

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