女子が4人、男子が3人

これから楽しくなるんだろうなとワクワクしていた

───…ポンポン

肩に叩かれ後ろを振り返ると同級生の未央(みお)が手話で話しかけてきた

『あっちで藍(あい)のこと呼んでるよ』

未央が指さす方向を見てみると知り合いの先輩だった

先輩のところに走っていくと

『入学式おつかれさま！ふふ、転けちゃってたね』

と先輩は笑ってた

そう入学式、私はやらかしてしまったのだ

先生から名前を呼ばれたら席を立つんだけども

私はあまりの緊張で立とうとしたと同時に足がもつれて

そのまま転んでしまった

前にあった椅子もガタガタと倒れてた

入学式なのにやらかした

恥ずかしい、穴があったら潜りたい

顔はもう赤面状態だった…

…ちょっと忘れかけてたのに

先輩のせいでまた思い出して恥ずかしくなった

『なんでこけたんだろう～…、やだ～』

って言うと先輩はまた笑ってたけど。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい