第3話 黒い物体が話かけてきた
「やっと生まれてきてくれたね。うさこちゃん。ボクは君のお世話係りだよ。クロちゃんてよんでね。としは、ずっと生まれたままのゼロ才なんだよ。フフ。いいね。としをとらないっていうのは。お腹が空いてるだろ?これは、ボクの好物のチョコだよ。おいしいから食べてみて」
と黒い物体からにょきにょきと長い手が伸びてきて手に持っているチョコを
うさこちゃんの手に渡す。
うさこちゃんは赤ちゃんだけれど、言葉もわかるし、話もできる。
「ありがとう。クロちゃん。私オシッコしちゃったの。ごめんなさい」
「そっかあ。そんなのは誰にでもあるよ。ほら見て。うさこちゃんのオムツだよ。ピンク色。かわいいだろ?」
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