第14話 赤毛混じりの茶髪ってかっこいいよね

ソフトクーリミーズというサッカーチームの事務所内


仕事を黙々とやっていた女性とこの女性の仕事待ちの男性がいた。そして、


「やっと仕事終わりましたー」


終わったっぽい。この人は、陸斗をスカウトしていた女性だ。椅子に座りながら背伸びをして、長いカールのかかった黒髪を揺らしていた。


「おお。ありがとう。大宮さん。確か、前に今日なんかあるって言ってなかったけ」


もう一人は、大宮の仕事を確認するとそう言った。この男性は、赤毛混じりの茶色い髪の毛であるのだが、実は地毛である。


「そうでした。今日、オダカフェのグレードアップしていたはずでした。ちょっと、行って来ますね」


「ちょっと待って。僕も行きます」

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