お前のせいなんだよ。お前のな。

 「お前はいちいちめんどくさかったんだよ。ああ、ああ、ああ、そうだよ。何か文句あるかよ。そうだよ付き合ってたよ。だけどなあ、こいつは女子からも男子からも人気があったから、こいつといれば俺だって有名になれると思ったんだよ。」


...何こいつ。うざい。やっぱ嫌いになってよかったわ。


「よくも俺の楽しかった生活を奪ったな。俺はスターだ。俺は人気者、そうじゃなくちゃいけねーんだよ。わかるか?ああ、そうだよな。お前は今でも人気だからな。だからこそお前を使ってやったのに。学年でも上位に来る美人とやっと付き合うこともできたのに。何なんだよ。本当に。それにお前が俺のこと嫌えってみんなに言ったせいだろ。...確実にお前がいなくなればどうにかなるんじゃねーか?」

「ちょっと、私はみんなにそんなこと...」

「うっせーよ!!俺の人生メッチャクチャにしたのだ~れだ。...ムカつく!」


 私はnow恐怖しかなかった。みんないつものキャーキャーじゃなくて確実にギャーギャーになっていた。狸爺もやっと気づいたのか、重たい体を動かそうとしていた。何があったかって?...ハサミをもって私の胸ぐらを掴んできたんだよ☆(全然笑えないねー)


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