第362話

 だが、実体のない幻影だ。

掴めるはずもなかった。


《フフン! 爺ィさ! しょせん

 ギルディア四天王の敵では

 ない!!》


《な!何ィ~…! 爺ィ~ちゃん

 がァ~!!》

 オレは怒りで声を限りに叫んだ

「爺ィ~ちゃんがやられた 

 ~~ーー!!」

 気づくとオレは温水から上半身

が出ていた。


 いつの間にか、目の前には、

光帝 ギルディアの姿はなかった。

 


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