第332話

 身体中から《力(オーラ)》が

迸(ほとばし)っていった。


 洞窟が、ゴゴゴゴッと震動した

。次第に揺れが大きくなった。


 額の❌(キズ)痕が眩(まばゆ)い

光を放った。


「う、ゥ~わ~~ーーー!!」

 声を限りに叫んだ。

 蒼白いオーラがオレとヴェラの

全身を包み込んだ。


《キャ~~ーーー!!》

 ヴェラの悲鳴が響いた。


 オレたちの《心》はひとつに

なった。

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