第320話

 背中が弓形(なり)に仰け反っていった。

「う、ぅゥ……わ~ーーー」

 オレの生体エネルギーは、全て

ヴェラに吸い取られていくようだ


「く、ゥ……」

 このままではヴェラにオレの

《影》も奪い取られてしまう。


 だが、生体エネルギーを放出す

る事は、モノ凄く快感だった。


 オレは今まで感じた事のない

エクスタシーを覚えた。

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