第256話

 オレはレベッカに背を向け屋敷

の地下へ続く階段を降りていった

「勇者!」

 背後でレベッカがこん棒を

ギュッと握った。

「何………?」

 オレはレベッカには、まるで

注意を払っていなかった。

「レベッカの愛称をご存じですか

 ………?」

「いや、知らないけど……!!」


「レベッカは、漏れなくベッキー

 と呼ばれるンですよ!!」

「え?」

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