第27話 山が燃え上がって

 身体じゅうが、ガクガクと

震えてきた。

「ちょっ、ちょ~~~っ!

爺ィちゃん、オ、オレ~………」

 身体全体が燃えるようだ。

「来た来た来た~~~~❗

ノア~~~!頑張れ~~~!!」


「あ、熱っち~~~よ………」

 美那神山全体が蒼白く燃え

上がっていくようだ。

 紅い月に向かって妖気が立ち

昇っていった。



 

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