第20話 徳川埋蔵金の在り処(か)

 血のように紅い月が夜空に

輝いていた。

 オレの母方の実家、

石動(イスルギ)家の裏にある

美那神山の頂きへ登っていった。


 爺ィちゃんは、頭にライトを

付けたヘルメットを被っていた。


「ッで、その古文書には、徳川

埋蔵金の在り処(か)でも

記(しる)されていたのか!?」

 オレは爺ィちゃんに託された

剣やら荷物を背負わされていた。


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