第13話 《レゥ=ルーラ》

 オレは、ゆっくりと自分の唇を

瑞々しく輝く《アンジェラ》の

唇に重ねていった。

 さっきまでの触れるだけのキス

じゃない。

 しっとりと柔らかな唇を

堪能していった。

 このまま時間が止まって欲しい


《レゥ=ルーラ》………!!


 《美しき星》と呼ばれる

天界と通じる光の路。


 つい、30分前までは、そんな

爺ィちゃんの言う事なんか、

信じていなかった。

 

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