134.新元号「令和」
遂に新元号が発表されましたね。
世間ではAやKの頭文字になる候補が多かったのでRから来るとは予想外でした。
そもそも直近の昭和で使った「和」の字をもう一度使い、しかも命令・法令などのイメージのある「令」の字を用いるというのは中々想像できなかったものと思われます。
なお、この元号の出典は初めて日本の古典からのものらしいですね。
出典は万葉集。
天平二年(西暦720年)正月十三日、大伴旅人の邸に集った時のものです。
その序文の「于時初春令月 氣淑風和梅披鏡前之粉」
(時は初春の良き月、空気は美しく風も和やかで、梅は鏡前で装うように白く咲く)から来ているとのこと。
「令月」は旧暦二月の異称。何事も始めるには良い月とされています。
時節的にも春。より美しくなっていく中でそれを表現できる美しい元号とも言えます。
我々書き手にとってこういった元号のように時代を表すものって情緒やロマンがありますよねえ。新元号「令和」、早速作中に登場させる作者が現れそうですね。
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