No.83「本当に可哀想な奴」


グレイ「パンジャが俺に与えた革新だと?なんのことだ!?」クロウ「ヒューマ・オールともあろうお方が何を言っているんだ?」

ヒューマ「ふん、…革命的な力を隠し持っているなら…どんな手を使ってでも引きずり出すまでだ!」


ヒューマ「この小人共を殺してしまえ!ボーグ!」


クロウ「!!」グレイ「なに!!」

ピピー。

「承知シタ。」


チュン!


ニンショウ「が…。」

(ドサッ)ビコト「おじいちゃん!?おじいちゃん!!」


チュン!チュン!チュン!

次々とニンショウ村の小人達がボーグに射たれ殺されていく


ヒューマ「ふはははは!やれぃやれぃ!汚れた種族は殺せぃ!はははは!!」

グレイ「やめろ…。」

ぐぁあ!

ギャア…!

きゃーっ!

うわぁーっ!

「やめろ……!!」


ッはははははは!!!!


グレイ「やめろおぉーーーッ!!!」


チャカッ!

クロウ「!?おい!よせグレイ!」


うわああああああああっーーー!!!!!


クロウのスナイプ銃奪いを辺り構わず射ちまくるグレイ。


あああああああぁっっ!!!!!


うわああああああああ!!!!!


ビシュ!ビシュ!

「!!ぐぁ…ッ」

ヒューマが身体を借りて話していたロットにも銃弾が届き、ロットは即死した。


ヒューマ『クククク…面白い!良いものを見せてもらったよ…。』

(フッ)ヒューマは気配を消し、去った。グレイが放った銃弾でボーグも全滅。クロウがグレイを止めに入る。


クロウ「グレイ!グレイ!!」


クロウ「いい加減にしろ…!」


はぁ…はぁ…はぁ…。はぁあ…。

(ドサッ)

クロウ「おい!グレイ!グレイ!!」


グレイは倒れた。疲れはてたのだ。


―ビコト村。


マコト「そうかい…。グレイにはそんな過去が…。」クロウ「こいつは…本当に可哀想な奴なんだ。だから…俺が守ってやらねーと…。グレイは…。」

クロウは泣いた。始めて弟のグレイを前にして…。



―フラッシュシティ―


ガルルゥゥ…。

パンジャ「さぁ!復讐の始まりだよぉーーー!!」


神獣たち「グオオオオオーーーッッ!!!!!」


その頃、スカイスペースのフラッシュシティでは、パンジャが力を取り戻し、神獣アイガーたちを率いて反乱を起こしていた…!

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