　こんばんは。ピクミンブルームに夢中になり、週末になると足が棒になるまで歩いている木元です。母にゲーム内容についてちょくちょく報告しているのですが、何故だかガラケーのまま散歩＋食事制限のダイエットを始めたので反応が薄いです。人にやらせといてその態度はナシだと思います。でも私も、人の事は言えないマイペースなので、親子だなと思いました。ムカつくのでピクミンに名前を付けられる機能を悪用し、紫ピクミンに「ハハモドキボディ」と命名しようか迷っています。

　タイトルに沿った話をしましょう。一年程前から、「これを聴けば睡眠の質が向上するよ！」という文句の付いた音や音楽を聴く事を始めました。

　以前ここに書いた事があるかもしれませんが、私とは非常に神経質で、眠りが浅いのです。どんだけ神経質なのって言いますと、雨音で目が覚めるぐらいに常日頃カリカリしてまして、お陰で寝てる間に洗濯物がビシャビシャになってた経験は無いんですけれども、憧れるんですね。一回寝たら目覚めないっていう生活に。私のような人間からすれば、「それって絶命しないと来なくね？」という未知の体験でして、睡眠の質が向上するという音楽動画をYouTubeで発見した時は、ワクワクしました。単に面白そうですし。

　という訳で早速、イヤホンを繋いだスマホを枕元に置いて聴いてみたんです。まずはヒーリングミュージックという何か説明に困る、シュバァアアアポヒィイイーン！　みたいな音が鳴る、スペーシーな音楽動画を試しました。そして最近、別の動画も探してみようと、焚火の音と、水の音を試してみたんです。結論から述べますとシュバァアアアポヒィイイーン！　が一番合ってまして、凄いスッキリ眠れたんです。びっくりしました。よくそんな煩（うるさ）そうなので眠れましたねって言われそうなんですが、これには事情があるんです。

　このシュバァアアアポヒィイイーン！　を試した日って、大雨の日だったんです。私そもそもに雨音が大嫌いでして、いつも邪魔しやがってこのクソ野郎がと、この憎き雨音を掻き消してやるべくシュバァアアアポヒィイイーン！　で張り合っちゃったんですよ。結果的に爆音となったシュバァアアアポヒィイイーンッ!!!　を聴きながら眠る破目（はめ）になったのですがそれでも快眠出来たので、「この動画の力は本物なんだ！」と感動し、今も使ってるんですね。本来は睡眠用の音楽ですから静かな曲の筈なんですが、私の中ではかなり激しい曲のイメージになってしまいました。「！」とか本来要（い）らない筈です。

　それで最近、別の動画も試してみたくなって、YouTubeを漁ってたんです。すると、焚火の音と水の音の動画を見つけたので、面白そうなので試してみました。天気はいい日だったので、正常な音量です。そしたらとんでもない事が起きまして。

　焚火の音の動画を聴きながら寝たら焼け死ぬ夢を見て、水の音の動画を聴きながら寝たら溺死する夢を見て、どっちも冷や汗塗（まみ）れになって飛び起きたんです。

　溺死には思い当たる節がありました。子供の頃に溺れた事があるので、多分その記憶が蘇ったんですよ。動画を聴いてる時点で何か嫌な気分になってたんですが、途中でやめたら効果が分からないままだしまあいっかと、そのままほったらかしてたらそんな事になりまして。でも、焚火の方は理由が分からなくて。火傷の経験は無いんですけどね？　何か原因があるんでしょうか。溺死も焼死も怖かったです。

　でもこれって考え方を変えると、もしかしたら寝る前に聞いた音によって、死に方が変わる夢が見られる事にならないか!?　と思い付いたんです。そうならこれって、怖いけれどめちゃくちゃ面白そうだなって。「じゃあ打ち上げ花火の音を聴きながら寝たら私……。爆散して死ぬ夢を見るって事!?」とワクワクして来て、YouTubeで動画を探しました。あったので試しました。

　爆散の経験は無いので、私の脳がイメージする爆散とはどんなものなんだろうって超期待しながら寝ましたよ。ホラー映画とかグロ描写強めのアクションゲームに好んで触れますから、私の脳は一体どの作品を参考にするんだ……!?　ってもう動画を探してる時点からテンション爆上げです。コテンと寝てしまい、そのまま一度も目覚めずに朝を迎えたんですけどね。快眠でしたが……。人生ってままならない！　でもきっと、そこが面白い！　そもそもままならないからこそ私は、ぐっすり眠りたいのに焼け死んだり溺死して、この好奇心と出会えたのだから！　また気が向いたら試してみます。

　コロナで人に会えなくなったり外に出られなくて退屈なので、家にいてもなるべく毎日が面白いようにって、考え方を変えたんですよ。嫌な事があったら出来る範囲でいいから、ちょっと別の方向から考えてみるって。以前の私なら悪夢を見たらオギャーッ！　って騒いだ後、落ち込んで二度寝して終わってました。でも今はこうして、話のタネに出来るようになったので、嫌な思い出と言うより面白い思い出です。だからいいんです。多少の嫌な出来事ぐらい。

　公募用の長編を書いてた途中なので、作業に戻りまーす。

　それでは今回はこの辺で。

　よい一日を。