この世の全てが資料に見えるようになってしまったのです。


 こんばんは。鼻の穴と耳の穴にお箸を突っ込んで踊ろうです。


 小説書いてると、何か参考になるものは無いかなと、辺りを見渡すようになるじゃないですか。景色とか、人とか。私は今、3OEに登場させる女の子について考えてるんですけれど、どんな性格の子にしようかなと、ちょっと悩んでるんですね。私はしっかりプロットを練ってから、ほぼその通りに完結まで運ぶ書き方をするので、予めそのヒロインはどうなるのかも、どういう役割を持たせるべきなのかも決まってるんですけれど、肝心の性格付けが、どうしようかなあと。今書いてる他の小説のヒロインとは被らないようにしないとと、『鬼討』と『府道63』のヒロイン達を思い起こしているのですが……。ふむ。難しいですね。書き分けって。


「よし……。ここは一丁女の子らしい子を……本気で目指してみるか……!」


 と、意を決して人間観察がてら、コンビニへ出かけてみたんです。用事もありましたし。


「私みたいに『もののけ姫』とか言われない、『男気に溢れている』とも言われない、『鼻の穴と耳の穴にお箸を突っ込んで踊ろうさんなら突如無人島に放り出されても生きていけそう』なんて事も言われない、まさに女子ってオーラを纏った方はいらっしゃらないかしら……!」


 そんな期待で胸をいっぱいにさせ、店内へ足を踏み入れました。お客さんはサラリーマンのおっちゃんだけで、店員さんはハゲたおっちゃんでした。私の入店と入れ替わるように、肩に届かないぐらいまで伸ばした髪をアッシュブロンドに染めた、女子大生っぽいレディがバイト上がりで去って行ってしまい、チラ見でしたから参考になるか分かりません。


 でも顔付きと言い「お疲れ様でした」の声の調子が、髪色の割にかなり柔和な感じだったので、「成る程な」と一人納得しました。「見た目はギャルっぽいけれど、きっと丁寧な人なんだな」と。「これがきっと、ギャップってヤツなんだな」と。後はおっちゃん達を何かの資料になるかもしれないと一応眺めた後、用事を済ませて家に帰りました。「……私もしかして、頭おかしい?」と、一人歌を歌いながら、雨の中を歩いていると思いました。字でも絵でも、何か創作をやっている人間が変態だと言われるのはもしかして、こういう部分なのかもしれないと。商品見る振りして、チラチラ見てごめんなさい。また来ます。


 ――皆さんはされます? 人間観察。私は小説を書くようになってから癖になってしまったようで、無意識にやってしまいます。話し相手の目線の動き方、飲み物を飲むタイミングから、緊張しているのかとか。飲む直前の言葉から、余り気が進まない話題を広げているのか、単に一息つきたくて飲んでるのか。腕時計はそっちに巻いてるけれど、利き手はそっちなんだとか。食べ方で、躾の厳しい家庭で育ったのか否かとか……とまあキリがないんでこの辺にしますけれど、どうなんでしょ。皆さん。



 さっ! 今日も書きましたよ3OE! 2,084文字です! 合計文字数は、94,900文字になりました! 迫ってますよ100,000文字に……! その性格付けをどうしようかなと悩んでる女の子が、丁度今書いている辺りで登場するんですけれど、M字にハゲたアッシュブロンドの、ギャップが売りな女の子になっていたら、ローソンの所為にして下さい。


 そんな女の子が現れるかもしれない(現れません)小説はコチラ。


 『被検者番号3OE:夢か現の葬送行進曲ヒューネラルマーチ


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054885687074


 頑張って書いてます。



 では今回は、この辺で。



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