第44話 アニメ「月がきれい」の分析
おはようございます。
早朝活動継続中でございます。
今朝は執筆メインで奮闘しました。
原稿用紙10枚書くとかなり消耗してしまう私です。
さて。昨日、ようやくアニメ「月がきれい」、見終わりました。
このアニメは、あれですね。
最後まで見ると、色々納得させられるタイプのアニメですね。
(ちょっとずるい!)
以下、分析結果です。
(面白いかどうかは抜きにして書きます。あくまで個人的な見解です)
……
<全体構成>
序盤(1-6話):ゆるやかに展開。
やや対立が足りないが、十分後半に展開できる要素あり。
中盤(7-10話):親密すぎる二人に感情移入するのは難しい。と気付く。
「恋」の描き方に注目すると、やや概念的か。
終盤(11-12話):特に前半の対立用人物をドラマチックに用いることもなく、日常に徹して終る。
物語としては、個人的に「動きが足りない」とみました。
例えば「ロミオとジュリエット」などと比較してみるとよいかもしれません。
ドラマが構造からしてそもそも弱いことがわかります。
ただし、これはこれで「日常」に徹した結果と見た方がよいのかもしれません。
(あえて対立はしないでドラマを終えていくという……)
<人物>
それよりも全編通して気になったのが人物です。
特に主役の男女2人。茜と小太郎の人物造形。
茜の特徴づけは「陸上部」と「緊張しがちな女の子」でどうにかわかる感じもするのですが、
小太郎の特徴づけが「小説家志望」と「川越祭りの手伝いをしている少年」というとってつけたような設定だけで、
どんな人間なのかがわかりにくい。
(小太郎は物語の都合のいいように書き手に動かされている感じてしまいました)
太宰の引用、突然の告白……(シーンとしては素晴らしいのですが)
自分の想いを言葉にできないかと思ったら、スラスラと自分の気持ちを茜に話したり……。どうもチグハグで。
どうも小太郎の人物造形が最後までつかめませんでした。
とはいえ、
太宰を引用するような少年ですから、私が思うよりもチャラいのかもしれませんが……(笑)
人物造形・そして個性の表現にその人物らしさをもっと見たかった。
■■■
久しぶりに長くなりました。
色々書きましたが、楽しく分析できてよかったです。
さて。次はアニメ「ちはやふる」シーズン1を分析していこうかと思っています。
それでは。
今日もよい1日を!
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