第四部 安息

第68話 登場人物の設定

アラン(和人)

今作の主人公。魔法が使えない20中盤の男性。記憶喪失。

本名は和人。妻の下に戻るために世界を旅する事に。

事故で意識不明の重体になる。その後、何百年後の世界にてアレンに助けられる。

本人は異世界転移ものだと思っているが、実際にはタイムスリップしただけ。

なぜ、現代がこんな世になっているかはそのうち。


基本的に性格は善人。

権力や地位、名誉欲はないが、面倒なので従う。

なるべく自分に火の粉が降りかからないような態度を取る。

だが、身内の事になると凄まじい程の行動力を発揮する。

剣技と魔闘気の才能はあるようでその点については努力で強くなっている。

紫電流の上級に届いているとまでアレンに言われている。

ギルド長に聖戦士と言われているが、本人は全然気にしていない。

というか忘れている。


エリカ=ランド


今作のヒロイン。光の巫女。年齢は13歳

覚醒という技法で記憶等を引き継いできた特別な存在。

その実態はアラン(和人)に想いを伝える為に、秘伝の技法で意識を受け継いできた一族。

戦闘経験や魔法による技量は受け継いでいるためチートの域に達している。

だが、それを引き出す技術力がない。


一族の想い人が現れた事に運命を感じるが、不幸な事に会う事が出来ていない。

これから会えることを祈るばかり。


リリィ


今作のヒロインその2 年齢は不詳。見た目は9歳?

50年から100年に一度生まれるというハイエルフの少女。記憶喪失。

ハイエルフとしてエルフの民を導く存在として認知されている。

森の中で一人傷つき倒れていた所をキースに助けられる。

何故、一人だったのかは不明。

だが、キースは高級奴隷商人であり、自分が売られるという運命に絶望し、心を閉ざす。

そこに、主人公が現れ、興味を持つ。

結局は、主人公に助けられて、惚れてしまう。

星の救世主? という情報も出ているがどのような事なのかは不明。


アレン


主人公を助け、アランという名前を付けた本人。

その腕前は冒険者ランクでCランクだが、もうBランクに差し迫っている。

月影流の上級の腕前。

一人旅になれており、野伏もしつつ、剣術や投擲術に料理もできる万能な人。

ギルド長のノックスの息子。ギルド長は紫電流の聖級の腕前なのだが、

彼がなぜ月影流を習得しているかは不明。



ノックス


カラエドのギルド長であり、アレンの父親。

全盛期はAランクの冒険者であり、紫電流の聖級の腕前だったらしい。

歳をとり、冒険者を引退した所にカラエドの領主様にギルド長にならないかと

言われ、それを了承。

アランにスパルタの稽古をつけるが、正直、そこまで強くなるとは思っていなかった。

余りの才能に驚き、腐らせてはいけないと剣神流の里の地図を渡す。



デニス=ランド


カラエドの領主様。光の巫女に婿入りした貴族の息子。

早くに妻を亡くし、エリカを一人で育てる。

冒険者のノックスをギルド長に推薦したり、アレンをエリカの護衛兼、幼馴染にすると、

なかなか目ざとい人である。

アランについても目を付けており、カラエドに残したかったが、覚醒の一件もあり、

追放することになってしまう。



ジャック&エリシャ


仲睦まじい夫婦。

その中の良さは村でも有名。

でも、流石、猟師だけあって、二人ともいろんな意味でパワフルである。

ジャックの弓の腕前は50m程度なら外さない程の正確さを持っている。

それに、身体の魔力を薄くし、自然に同化する技量もある。

これにより、獣に発見されずに猟を続ける事が出来る。


エリシャは盗賊団に村が襲われたときにも自分が生贄になると言う程の気の強さを持っている。

だが、その実、ジャックが絶対助けてくれると思っていたようだ。




キース


高級奴隷商人の一人。リリィを助け、オークションで売り捌くために村を訪れる。

その時にアランに護衛を頼む。

はじめは何とも思っていなかったが、アランの実直さに気に入る。

その実、ヘンリー王子と知古の中であったりなど、食えない人物。

龍退治を焚きつけてもいるが、まさか本当に倒せるとは思っていなかったようだ。

だが、キースのおかげで第二王子ともパイプが出来、かなり感謝している。

商人らしい抜け目のなさと豪胆さを持っている。


ヴァルト王子。


古龍国の第二王子。実質的に軍を握っている。兄との仲はかなり良く、兄の為なら悪事も辞さない覚悟を持っているほどの絆の持ち主。

今回のオークションの件は彼にとって好都合であり、邪魔であった弟のヘンリー王子を暗殺出来、アランに借りまで作るという狡猾さを持っている。

これからどのように絡んでくるかは不明。


ヘンリー王子


王位継承権第三位として生まれるが、自分に継げる見込みがないと分かると素行が悪くなり、暴虐無人になる。民からは恐れられ、奴隷をおもちゃのように弄ぶ。

その残虐性と民意の無さから王族に不要と断定され、ヴァルト王子に殺される。


ノイン


首都キョウトのギルドの受付嬢。

だが、先祖帰りにより猫耳と尻尾が生えている獣人の特性が現れる。

そのため、他の人からは疎まれはしないが、触れようとも思われない。

性格は捻くれているが、アランの気にしない性格に少し惹かれる。

アランの為に、幼龍の助言をするのだが、本人は逆鱗の事など忘れて、首を刎ねて殺したようだ。

なお、ヒロインになるかはこれからどうなるか不明。


ジーク


20人規模のパーティーを指揮するリーダー。

Cランク冒険者で、Bランクには間近と言われている。

なので、幼龍を討伐してBランクになろうとしたのだが、結果は散々たる有様だった。

そこにアランが現れて協力して討伐する。

幼龍の遺体を全てくれるというアランの懐の広さに感動してアランというようになる。

自分の詰めの甘さで大損害を出した事で今回のランクアップはやめることに。

今回、冒険者ギルドで手に入れたお金は遺族にお金を渡したり、墓を建てたり等でお金を使ったそうだ。



エリナリーゼ=ラッセル


星読みの巫女。女神の声を聴き、お告げとして皆に助言する人。

光の巫女のエリカに助言するためにカラエドに来る。

聖戦士と星の救世主についてエリカに告げた。

だが、そのお告げを不服に思ったエリカはなんと守護龍に抗議するためにカラエドを出ることに。

しかし、これも彼女と守護龍のお告げ通りらしい。

性格はお茶目で悪戯好き。だけど、それも親しい人にしか見せない。

他の人からは神聖視されている。




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