第20話 インコ
職場のスタッフが出先で子猫を3匹拾ったということで、一番暇だった自分が獣医さんに連れていくことに。
その帰り道で、大きなインコが木に留まっていた。明らかにどこかから逃げたインコで、猫のついでに捕獲して、動物病院にまた戻った。動物病院では快く鳥かごを貸してくれた。インコを小脇に抱えて歩かずに済む。助かった。
とにかくインコにしては大きくて、カゴいっぱいだった。こんなに大きいインコなら飼い主もすぐ見つかるだろう。
鳥かごをテーブルに置いて仕事をしていると、ぱり、ぱりとインコから
なにか食べている音がした。ひまわりのタネを手で持って器用に食べている。インコってひまわりのタネも食べるのか。
待てよ。手?
よく見るとインコの両翼先は人の指が生えていて、その指がひまわりの種を持っていた。珍しいインコもいるんだな。
ここで目が覚めた。
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