最後のメッセージ

留依華(ルイカ)

第1話 「優希、ごめんね、ありがとう」

私の友達である「芳本 優希」は、殺された。

「優希っ…何で…?いつまで寝てるの!起きて…起きてよぉ!」

その夜、私は家に帰ってからも、泣いた。


当たり前だ。

幼い頃から一緒に遊んできたのだから。


後日、優希の家に行った私は、床に落ちていた携帯を拾った。

「携帯…?何でこんな所に?」

不思議に思いながらも携帯を見て行く。

優希を殺した犯人の手掛かりになる情報があるはずだ。


メールの友達に登録してある人を見て行くと、見覚えのある名前を見つけた。

「佐藤 崇晃」という名前を見つけた。

「嘘…何で…?」

佐藤 崇晃は、私達の中学2年の時の担任だ。

「……明日、聞いてみるしかない…か」

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