入れ替わり



 むかしむかしあるところに、魔女の呪いでいつでもしかめっ面の王女様がおりました。

 可哀想に思った家臣らは何とか王女を笑わせようと芸をしてみたり宴を開いてみたりしました。しかし、もう結構だ、と言うだけで王女は笑いません。

 次の日もまた次の日も家臣らは趣向を凝らした催しを開きましたが、やっぱり王女は笑いません。

 とうとう家臣らは怒ってしまい、王女は殺されてしまいました。

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