疑心暗鬼な王様 (👑)
たしかに王様はおむらいすを頼んだ。
それなのに運ばれたおむらいすを胡乱な眼差しで見つめていた。
「本当に、おむらいすなのかね」
「もちろんです」
「しかし君のことだ。この玉子の膜の下にはおぞましいのだろうな」
「中を割ってみれば早いでしょう」
「すずき君。切り分けてくれ」
「チッ。メンドクセーな」
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