第57話ヴァルサゴの圧倒的な力

「隙が見えるまで避け続けた方がいいな....『ステロメダ能力発動、回避に専念』っ!」

グザナギは能力を発動し、ヴァルサゴの斬撃をかわす。

「どうした、避けてばかりでは勝てないぞ!」

「くそっ....こいつ、どんどん剣を振り下ろすスピードが速くなってきてやがる!後ろに大きく下がって跳んで避けるか....ここだっ、ふっ!」

隙を見て、ヴァルサゴから距離を取る。

「逃がすか!」

「ふんっ!っと、ここまで跳べば....」

能力のお陰でかなりの高さを跳べている。天井なんて気にしない。

「無駄だ。はあああああっ!」

「なっ....飛んでるだとっ!?」

ヴァルサゴはグザナギよりも高く飛び、急降下していく。

「私は龍だ!飛べないとでも思ったか?喰らえええ!」

「ぐああああああああっ!!」

ヴァルサゴの強烈な攻撃を喰らってしまい、そのまま受け身を取れず床に強く叩きつけられた。

「どうした、この程度か?斬竜の一族は....」

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