第23話 決着はまたいつか

「あいつは攻撃する瞬間にしか透明になることができない・・・・と思ってダメ元で試したら成功したな。油断してたら攻撃はかわせないしな。」

「お前、これで失敗してたらどうしてくれてたんだ・・・・?」

今回は、奇跡の勝利といったところだ。と、言いたいところだがまだ1人残っている。

「よく化身を盾にすることを考えましたね。ですが、次で終わりです! はあああああああああ・・・・」

ブリストは最後の力を使い果たすつもりだ。

「私は復活しました!」

ユリアの体力も復活し、こちらも気を溜める。

「はあああああああっ・・・・」

両方の準備は完了し・・・・

「いくぞ!『いきます!』 エクストリームファイバー!!」

「ではこちらも! ファイナルブリザード!!」

両方の波動は激しくぶつかり合う。


「ぐぬぬ・・・・」

「はああああ・・・・」

両方は声を上げながら力をあげる。

「・・・・? あ、私抜けます! 思いつきました!」

「ああ。俺達だけで何とかする。」

ユリアが何かを思いついたようだ。

「あの大会の時のエナシェさんと同じ事をすれば! サンデルウェーブ!!」

電気の波がブリスト目掛けて押し寄せてくる。

「なっ!? はああっ! はあ・・・・はあ・・・・」

「なに!? 攻撃が全て掻き消されただと!?」

ブリストは傷一つついてはいないが、息が切れていた。

「なるほど。あなた達の力、理解しました。この橋をお渡しします。」

「あ、ああ・・・・。勝った気にはなれないが、いいか。今度機会があったら、やらないか?」

「光栄です。是非、相手になって差し上げましょう。」

勝負の着かないまま終わってしまったが、橋が貰えたので結果オーライ。なのです

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