第21話 ブリスト&ガイナ、攻略開始!

「血か。この色・・・・情熱の赤よりも濃い色だな。つまり、その感情は冷えきっている、ということ。俺のお前に対する関心もな。」

エナシェは初めて見た血を眺めながら、そういう。

「なに!? ふざけるな! お前は血を出した。つまり俺よりも弱いの・・・・ぐわあああっ!」

「血を出したからって、そいつが弱いとは限らない。そうだろ?だだだだ! エナメル・ウォール!」

エナシェは総攻撃をかける。隊長は焦っており、ダメージを深く負う。

「ぐああああっ、なぜだあああ! 獣を使わない獣使いにやられてたまるかあああ!」


「シャイニングブロー!」

だがブリストはその攻撃をするりと避ける。

「まずい! バーニング!」

ブリストの攻撃がグザナギに当たる寸前で、ユリアの魔法で防ぐ。

「なかなかのコンビネーション。さすがです。では、これはどうでしょう? アイスエアイジ!」

アイスエイジは、既に凍っている氷をさらに凍らせる。

「なっ!? ぐあああ足がああ!」

そして、グザナギの足を凍らせる。

「さすがに凍りましたか・・・・。では、終わりです! 氷の粒、永遠攻撃!」

「ぐああああああああっ!」

飛んでくる無数の氷の粒は、ジワジワとグザナギの体力を減らしていく。


「ちっ、私はここで退散だ! ガイナ、獣使いを倒すんだぞ!」

隊長はワープをし、消え去った。

「逃げたか。さてと、俺はこいつの攻略でもしますかっ!」

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