徒然なるままに

ルカカ

ほろって

涙が一粒こぼれた


変だな

笑い続けるつもりだったのに

明るく振る舞おうって決めたのに

変だな


おかしいな

泣くつもりなんてなかったのに

傷ついても平気だって思ってたのに

おかしいな


あぁそうか

この天気のせいだ

晴れたり曇ったり

暑かったり寒かったり

定まらない天気のせいで

ココロも定まらないんだ


あーあ

泣くつもりなんてなかったのに

弱さを見せるつもりなんてなかったのに

なのに

この涙をあたたかいと感じてしまう

泣ける自分に嬉しいと思ってしまう


あーあ

となりに君がいることに

黙ってとなりにいてくれることに

思わず

ありがとう、って

言いそうになる


これは不安定な天気のせい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る