3 句読点生
そのせつなおとこのかまえたこるとがばめんとがひをふきはなたれたじゅうだんはくさりをとかれたもうじゅうのようにてきのみけんをつらぬきどうもうにずがいをくいやぶりちとのうしょうをぶちまけておとこはぜつめい したのでした
めでたし めでたし
いや これは むりだ
むりがある
ぼくは ひらがなとして てんせいして
こうして はくしのせかいに
ものがたりを のこしている
でも ひらがな だけじゃ
どうしたって はくりょくが でない
こまったな
ぼくは れんあいとか せいしゅんとか
いせかいてんせいとか
そういうのは きょうみがなくて
ばくはつとか じゅうだんとか
そういうさくひんが すきだ
しんで ひらながに てんせいしたものの
これじゃ しょうせつが かけないよ
まいったな
ちょっと このはくしせかいを
たんけん してみよう
もしかしたら かんじとか かたかなとか
はくしに ひらがないがいを
のこすほうほうが みつかるかも しれない
◇◇◇
、、。。。。。。、。。
。 。。。、、、
さっそくなにか みつけたぞ
めのまえに くとうてんが ある
あの ちょっと うかがいますが
もしかして あなたは
くとうてんに てんせいした
もと にんげん だったり しますか
、、。。。。。。、。。
。 。。。、、、
ううん どうだろう うごかない
くとうてんだから
いしひょうじが できないのかな
それか ぼくとちがって
いしは ないのだろうか
、、。。。。。。、。。
。 。。。、、、
ちょっと しつれいして
つかわせて もらいますよ
もし あなたが てんせいした にんげんで
ぼくのそばが いやなら
ぼくから はなれてくださいね
よし。
これでどうだ。
うん。
どうやら いやじゃ ないみたい。
やっぱり このくとうてんは
ぼくとちがって いしはない。
はくしせかいに じせいする
やせいのくとうてん だ。
たぶん。
でも これは さいさきが いいぞ。
ひらがなだけじゃ
どうしたって よみにくい。
くとうてんがあれば
すこし よみやすいぶんしょうに なる。
はず。
ここに あるのは くとうてん だけど
ぶんしょうきごうが じせいするなら
どこかで かんじ とか
かたかな とか みつかるかもしれない。
あとは あるふぁべっとも あれば
ぼくは せいぜんとおなじように
しょうせつが かける。
いや まてよ。
かんがえてみたら いまのぼくは
がっこうへいく ひつようがない。
しゅくだいも ばいとも ない。
くろうして じかんをつくって
ねむいめをこすって むりをして
ぱそこんや のーとに むかうひつようもない。
えつらんすうや
おきにいりすうや
かんそうに
いっきいちゆう しなくていい
だって ぼくは ひらがなだから
もじどおり ものがたりの いちぶなんだ。
ぼくが たどる みちすじが
そのまま しっぴつであり ものがたり。
つまり せいぜんより
ずっとらくに しょうせつがかける。
ひょっとしたら ぼくって
いせかいてんせいの
いわゆる あたり を
ひいたんじゃない かな。
だって だれにもじゃまされず
そうぞうりょくの はたらくかぎり
ぼくは どんなものがたりだって
このせかいに のこせるんだ。
さいわい くとうてんも てにいれたし。
ぼくは ひらがなに てんせいしてしまって
こうして ひじょうに よみにくい
ぶんしょうを のこしている わけだけど。
それでも いきていたころと おなじだ。
すぐれたものがたりに なれるように
ころがりつづけて ぶんしょうを
かきつづける だけだ。
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