クリスマス物語(前編)メルマガより

以下の記事は、メルマガからの引用です。


(引用開始)

心の糧・きっとよくなる!いい言葉

  2015.12.21 Vol.1117

  作家 中井俊已

  http://www.t-nakai.com

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「心の糧」をご覧くださってありがとうございます。


このメルマガで、私が本から学んだり人から教えていただいたりした

「いい言葉・いい習慣・いい話」などを提供していきます。


あなたの夢と人生を応援できますように・・・


あなたの強く優しく豊かな「心の糧」となりますように・・・


《おもな内容》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


1.【今日の話】  クリスマス物語「もう一人の博士の話」


2.【あなたへ】   希望をもって、勇気をもって


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【今日のお話】 

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クリスマス物語「もう一人の博士の話」


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11月に発行できた電子書籍『心にあかりが灯るクリスマス物語』に、

       http://goo.gl/Gu71jQ


「もう一人の博士の話」を載せています。


原作を短く紹介したのですが、それでもこのメルマガで紹介するには、

長いので、2回に分けます。



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「わたしが飢えていたときに食べさせ、のどが渇いていたときに飲ませ、

旅をしていたときに宿を貸し、裸のときに着せ、病気のときに見舞い、

牢にいたときに訪ねてくれたからだ」(マタイ25-35~36)



(中井注:この聖書の文章は、この物語の結末のキーとなるものですので、

 頭の片隅に入れておいてくださいね。


 では、はじめます。)


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イエスが誕生した時、遠国から星に導かれて、

東方の博士たちが


黄金・乳香・没薬の贈り物をもって訪ねてきたことが

聖書に記されています。


贈り物が三つであったことから、

伝統的に三人となっているのですが、


実は四人目の博士の物語があり、映画にもなっています。

そのお話をします。



**********



その男アルタバンは、財産を売り払って、

救い主への贈り物にする三つの宝石、

サファイア、ルビー、真珠を手に入れます。


そして、三人の博士との待ち合わせ場所まで

急いで馬を走らせました。



ところが、途中のある村を通る時、

重い病気で死にかかっている人を見かけます。


アルタバンは一旦通り過ぎましたが、

引き返して病人に応急手当をし、十分な食料も与えます。


病人に笑顔が戻ったのを見届けると、

すぐにまた馬に乗り、道を急ぎました。




★   ★   ★



しかし、約束の場所に着いた時には三人の博士たちは、

手紙を書き残して、すでに砂漠の旅に出発したあとでした。 



食糧もお金も尽きていた彼は、仕方なく、

救い主に捧げるつもりだったサファイアを売ってラクダを買い、

一人で砂漠を旅しなければなりませんでした。




 ★   ★   ★




こうしてベツレヘムに辿りついた時は、

もう三日も遅れていました。


町には外出する者はおらず、不気味なほど静かでした。



やさしい歌声のする小さな家をアルタバンが尋ねると、

赤ん坊を寝かしつけている若い母親がいました。


その母親はこの三日間に起こった不思議な出来事を

アルタバンに語って聞かせてくれました。


「でも、その方は、もうこの村にはいらっしゃいません。

 両親といっしょに夜の間にエジプトの方に逃れたのです」



不意に、往来にすごい騒ぎが起こりました。


女たちの悲鳴や泣き叫ぶ声。


ヘロデ王が、この近辺の二才以下の子どもを皆殺しにせよと命令し、

兵卒たちがやってきていたのです。


母親は恐怖に怯え、赤ん坊を抱いて部屋の暗がりに身を隠しました。



ほどなく血まみれの剣をもった兵卒たちがその家にもやってきました。


そこで、アルタバンはルビーを取り出し、隊長に見せて言いました。


「ここには、誰もいない」



隊長はルビーをひったくると、

兵卒たちに他の家を探せと命令しました。


こうして、一人の赤ん坊が救われたのです。



その後、アルタバンは救い主の家族が逃げたという

エジプトに向かいました。


しかし、どこを探しても見つけることはできませんでした。




 ★   ★   ★



三十三年の歳月が過ぎました。



(感動の後半は、次回12月25日クリスマスに・・・)




★きっとよくなるヒント★


          希望をもって、あきらめない。 (^.^)


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発行者:作家 中井俊已(なかいとしみ)

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