身代わりになってくれて、ありがとう

今年の4月に、京都へ行ったんです。

そのとき、安倍晴明神社におまいりして、

「心願成就」

のお守りをゲットして帰ってきました。


近所の神社のお守りといっしょに、持ち運んでいるリュックの中に

お守りを2つ入れて、毎日過ごしておりました。

わたしの心願は、『プロ作家になること』。

毎日、必死で書いていました。


あるとき、自転車で転んでしまいました。

舗道の段差にタイヤを取られて

ずべっといきました。

車が迫ってくる!

真っ青になりました。


すると、どういうわけか車はピタリとわたしの目の前で止まりました。

ホッとする気持ち。

そのまま買い物に出かけるわたしですが、

帰宅して気づきました。

リュックの中の、安倍晴明のお守りが、

どこかに行ってる!


プロ作家には、ならない方がいいって、安倍晴明は思ったのかな?

たしかに、作家業とは神経をすり減らす仕事らしい。

あきらめたほうが、いいのかな?


夫にその話をしたら、

「それはきっと、安倍晴明が、きみを守るために

身代わりになったんだよ」

 えーっ! わたしはクリスチャンだよー。いいのかいっ!

 神道は、ほんっと心が広いですよね。


安倍晴明さま、

身代わりになってくれて、ありがとう。

自転車の運転、今後は気をつけるね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る