京都行き (1/3)
2018年4月6日、7日と京都へ行ってきました。朝5時起きでした。
朝食は、作ってる暇がないのであらかじめ買っておいたコンビニのパンを食べ、新幹線に乗って新大阪まで(夫がJR西日本の会員なので、安く済ませるためなのだとか)
行く途中で、「二十三間堂ってどこかねー」などとボケたことを言うので、「三十三間堂でしょう!」と大笑いしてしまいました。
新大阪に着いて新快速に乗り換え、京都駅へ。そのまま雅京都タクシーに乗り換え、観光開始です。最初は噂の三十三間堂。案内の運転手、Sさんによると、この三十三間というのは長さではないらしい。南北にのびるお堂内陣の柱間が33あるというとこから、三十三間堂と呼ばれているそうです。一度焼けてるんですね。
三十三間堂の観音像
彫刻されている観音像が、森のように並んでいるのです。おびただしい数です。噂では、その中のひとつは知った顔があるという話でしたが、現実にはいなかったみたい。
一つ一つ手作りなので、顔もぜんぜん違っています。造仏に関わる主な流派は三つで、院派(いんぱ)・円派(えんぱ)・慶派(けいは)と呼ばれているそうです。
運転手さんは、院派がとくに好きみたいで、
「小顔でかわいらしい」
を連呼していました。
仏頂面について
お釈迦様の頭上(仏頂)にある仏さまの像をさすのが仏頂尊。知恵にすぐれ、威厳に満ちているけれど、無愛想なところもある。感情を克服しているはずの仏頂尊が不機嫌の代名詞になるのは誤用だと怒っておりました。
でも、そういうことって、昔からありますよね……。たとえば、情けは人のためならず、とか。
関白ってなに?
と運転手さんに聞かれて、「えーと、天皇の代理人?」と言ったら、
「それは摂政!」
夫に突っ込まれちゃった。
運転手さん説によると、関白とは、幼少の頃から後見人だった人間が、大人になった天皇から、『細かいことはどうでもいいから重要な案件が政治上に起こったときは、政治に「関わって申せ」』と言われたのが語源だというのです。
ほんとかどうか、ネットで調べてみると、
(ウィキペディアより引用開始)
天皇が幼少または病弱などのために大権を全面的に代行する摂政とは異なり、関白の場合、成人の天皇を補佐する立場であり、最終的な決裁者はあくまでも天皇である。従って、天皇と関白のどちらが主導権を取るとしても、天皇と関白が協議などを通じて合意を図りながら政務を進めることが基本となる。 (引用終わり)
自分でも本などで調べたいんですが、図書館へ行ってる時間がなくてね(汗)
不動明王とガルーダ
不動明王は、慈悲の心と怒りの心で人をすくうのだそうです。背後の光輪にガルーダが彫られていたりして、かなり異国的。
三十三間堂内には、ガルーダだけでなく、帝釈天や阿修羅王など、インドのバラモン教の神さまですが、仏教伝来とともに紛れ込んで来たようです。
当時は神仏合体だから、なんでもアリなんでしょうねえ。
12000歩以上歩いてくたくた
三十三間堂のあとは清水寺、そのあとは銀閣寺。3つ行ったら階段や坂道もあって、もうくたくたです。
それにしても、外国人がめっちゃ多かったな……。特に清水寺! 韓国人、中国人、西洋人、南米の人……。道一杯に雑踏があふれていました。
あいにく雨も降り出して、
「中国人は、雨傘の骨のところをくっつけてきて危ないから嫌い」
口の悪い運転手さん。
「オレは目の見えないものは信じません」
明言してるけど、言葉は目に見えないじゃんと指摘したらグっとつまってました。ザマミロ(笑)
明日は、珍しいサクラと大工さんを救った奥さんの話、そして泊まったホテルの話。
あさっては、太秦映画村の話です。
足が痛いよーんTT
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