読ませたい文章
廃他万都
第1話
これは実話である。特に利があるわけではないが人に読ませたくて書いた。
ノンフィクションであるし、後で読んで恥ずかしくなるタイプの読ませたい文章を書いていこうと思う。
誤魔化したら却下である。
そんならばいっそ、忘れられなかった恥ずかしい出来事でも書こうと思う。
手始めに箇条書きしてみる。
・小学校の時、給食のパンが足りないのを給食のおばさんに言いに行きたくて、いざそういうときに行ってみたら「もう取りに来たよ」と言われ、教室に戻ると、なんで行ったの?と色んな人から突っ込まれて、最後に先生から言われる
・子供会の、顔のパーツを選んでもらって顔を作る、という遊びは小学校の卒業生が答えるのに、自分が一生懸命答えてて、終わった後で家族に散々突っ込まれた
書いてみると何でこんな事ここに書くんだ、書く事が恥ずかしいじゃないか、という文章であることに気が付いた。
だがスッキリした。
多分今凄く思い出して居ても立っても居られない恥ずかしい事は絶対に書けないと思う。が、そもそもそういう出来事がなくなってしまったのだった。
いや、あるにはあるが、書いてしまった。何度書いても恥ずかしいと思う。
で、箇条書きの文章を読んでみて思い出した事なのだが、本質的に何が恥ずかしかったのかが急にわかった。パンの件は何も言わずに黙って給食室に行って、その事で沢山の人に注意されたのと、何個もお盆に乗ってるパンの事…パンがかわいそげに注目されてる感じがなんだかとても恥ずかしく悲しかった。周囲の確認を怠り、ただ偉くなりたいという自分の思い上がった行動を反省させられた。状況に。
子供会の件は、卒業生のためにやってあげてることを自分がぶんどった事が非常に恥ずかしかった。しかも意図的にではなくて、何となくノリで私も!!的にやってしまい、かつゲームが余りにも面白そうで我慢できなくて参加したかったのでダメージが大きかった。ようは面白そうなそのゲームに正規に参加できなかった事が非常に恥ずかしかった。結局そのゲームはそのあと何度か楽しんだ。ゲーム自体はトラウマにはならなかったが、誰のためのイベント、というのをわからずに盛り上がる事に対してのトラウマができた。しかし未だにそんな振る舞いをしてしまう事もあるので、そういう時はトラウマが復活してくる。
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