24日目

24日目:彼女の話

昨日は失敗したけど本当の本当に今日こそは!

……って思ってたのに、彼はいなかった。

電車が来て、白く曇ったガラスの向こうが開いた時、空っぽの光景はそのまま私の心みたいに見えた。

冷たい手すりを握りしめながら、こんな所で泣くなって自分に言い聞かせた。

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