第5集 高速バスで東京へ


東京に向かって走るバスに乗る表彰されるために乗るバス


赤だけどわりと悠々渡ってるおとこ見下ろすバスの座席に


雨に濡れ乾いたままの窓ガラスを通して見える木々のざわめき


冬色の山をながめるこのバスの急カーブで落ちてくるリュックは


コンセントやトイレのついたバスもある話を聞いてからの無いバス


比較的若い男の多く乗る高速バスでふゆやまに雲


目の覚めるほどに真っ赤なトラックとあくびしている間にすれちがう


退屈になったらつけるイヤホンを意識しつつもまだ山の雪


こいのぼりのニセモノだらり泳いでる高速道路を乗せられてゆく


仙台だ そう思おうとしてみるとややむずかしい東京の街

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