豆乳。イソフラボン。膨張。喜び。

 不健康な方が、出来上がるものが違う。身体が大雨の中で歩いた時の靴に。心が舌にベタつく甘ったるい冬瓜茶みたいに。気持ち悪さ。気持ち悪さ。あいつの代わりに、酸梅汁と冬瓜茶を買って、五百円を店員に渡す。お釣りは二百円。今日はそうしたい気分だった。

 甘いものは苦手だけど、定期的にそのまとわりつく砂糖に沈みたくなる。吐きそう。

 今日の朝から、気持ち悪さを感じて、十時に起きればいいものを、八時半に起き、吐き気。吐き気。うぇっ。友人に会いたいがために、無理をする。明日はお休みだったけど、出ることに。気持ち悪い。

 

 吐きそう。


「楽譜の読解力」

 音大志望の友人より。


「カクヨム甲子園に出さないの?」と友人から、聞かれた。「出ない。出せるもんがないもん」と言って、笑った。

 出せるもの、何もない。このエッセイしか、ない。これじゃあ、誰も評価できないよ。散文に溢れ、人の心がうねってる。誰にも、理解できないかもしれない。

 残念。


 音楽のビートに身を委ね、不規則な動きでウェーブする。すうぃんぐ。ゆれる。すてっぷ。ゆれる。やっと買った「星の王子様」を読んで、暇してる。つまらない。本は最高に好きだけど、一人はつまらない。停止する。そして、友人から、通知。お話。お話。お電話開始。楽しいー!


 社会との関わりを切断しようとする人が、わからない。人は群れで生活してるのに、社会がなければ、生きるのが難しいのに。ちょきん。ばさり。しゃらららら、ぁ。

 私を巻き込むな。

 人を巻き込むのは、悪とする。私を輪に混ぜるな。私を同類だと思うな。私のことを思うな。私のことを考えるな。存在を忘却し、全ての未来を燃え捨てろ。俺は自由。俺は自由。文章を通じて、自由を得る。言葉の渦に呑まれ行き、心臓部分に手を伸ばす。指先は、真っ赤。指先は血に染まってる。私は自由。自らの血を身体に染め、白い皮膚を彩り合う。

 私は一番自由で、一番不自由。

 全ての時間を操れても、満足しない。他人の持てる全てを貪っても、満足しない。満たされていく感覚を楽しむのみ。(されていく感覚だけ。それ以外は虚無。それ以外は喜び。それ以外は、無。)

 中心部分は、真紅に染まる。私の爪と同じ色。燃えて真っ黒になってしまえ。この変態が。ド好みなこと書くな、馬鹿。もっと欲しくなるじゃない。


 ムカついて友人に書いたメッセージ。


 変態

 変態

 変態

 変態

 子宮に帰ってくたばれやがれ。

 中指も空に突き出せないほど、育ちきってないまま、消滅してしまえ

 変態


 以上。

「草」と返事が届き、胸の奥に生まれたしこりを潰していく。落ち着け。落ち着け。落ち着け。私は、大丈夫。ふぅ、落ち着いた。

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