第256話 勇者王ガオガイガー その7 マイク13編
「君たちに最新情報を公開しよう!」
ガガガ語りも7回目、今回は味方ロボの変わり種、「マイク・サウンダース13世」(以下マイクと略記)を中心に語りたいと思います。なので、サブタイトルはマイク初登場回である第23話のサブタイをいただきました。なお、読み方は「マイクサーティーン」になります……って、どう考えても『ゴルゴ
さて、このマイクですが、普段は二頭身の愛嬌あるロボだったりします。少しデザインが角張ってはいますし、サイズ自体は人間よりはるかに大きいのですが、SD体格なんですよ。目や顔がさまざまに変化して感情を表したりします。ガオガイガーそっくりの顔になってたこともあったなあ(笑)。これをコスモロボ形態と呼びます。「バリバリーン」という飛行メカに乗って空を飛ぶことができます。
基本的に陽気で明るく人なつっこい性格です。護や護の友人たちとも、すぐに仲良くなっています。
ただ、性能的に言えば、このコスモロボ形態だと戦闘力は皆無に近く、ボスボロット並みの前座扱いです。敵に勢いよく突進していっては、あっさり反撃されて「あ~れ~」とか悲鳴を上げながらヒョロヒョロ飛ばされて、ポチャンと海に落ちるところまでが、何とバンクシーンになっているという(笑)。お約束レベルで毎回同じようにやられるんですね。
GGGアメリカ支部の最新鋭のロボという触れ込みでやってきた割には弱っちいのですが、本人の人柄が良いためか、本人に対して直接ディスる人はあまり居ませんでした。ただ、開発者である
ところが、こいつが変形すると恐ろしい特殊能力を持つようになるんですね。そのため、最初は変形能力を封印されていました。ところが、その封印が勝手に解かれてしまったという。
実は、こいつの超AIは「スタリオン・ホワイト」という人の人格がモデルになっていたのですが、そのスタリオンの実妹である「スワン・ホワイト」がGGGのレギュラーメンバーなんですね。そのスワンがピンチになったので、元人格の影響で勝手に封印が解けてしまったという。
封印が解けて変形した「ムーブロボ」形態になると、八頭身でギターを持ったミュージシャン型のカッコ良いロボに変形します。この変形パターンは『ガラット』ですね。変形後はバリバリーンも表裏がひっくり返って、「スタジオ
また、コスモロボ形態では語尾が「だもんね~」だったのがムーブロボ形態だと「だっぜ!」に変わり、おっとりした子供っぽい人格からアクティブな青年風の人格に変わります。
そして、こいつの特殊能力は「ソリタリーウェーブ」といい、攻撃方法はこれしかありません。それを発生させるための楽器「ギラギラーン
このソリタリーウェーブというのは、音波による物質振動共鳴波を発生させて相手を共鳴破壊するという攻撃なんですね。共鳴波の発生媒体に音波を使っていますが、放出されたソリタリーウェーブ自体は宇宙空間でも使用できます。
これは、破壊対象の物質の固有振動周波数さえ把握できれば、理論上はこの世のどんな物質であっても破壊できるという、非常に強力な攻撃なんですね。ある意味でゴルディオンハンマーすらも上回るという。そのためブームロボ形態は封印されていたんですよ。
また、共鳴波の使い方によっては、破壊ではなく電子機器の麻痺などを起こさせたり、人を眠らせたり、味方を活性化することも可能という、なかなか使い勝手の良い能力だったりもします。
この共鳴波の発生には「ディスク」と呼ばれるCD型のオプションが必要で、ブームロボの胸にあるCDプレイヤー状のスロットに装着して使用します。発生させる共鳴波に応じて、味方のGSライドなどを活性化させる「ディスクP」や、電子機器を麻痺させる「ディスクM」などがあります。このディスクを使った、最大最強の攻撃法は、敵ゾンダーロボを成り立たせる根源であるゾンダーメタルの固有振動周波数を解析して、それを破壊できるような共鳴波を発生させることができるようになった「ディスクX」でしょう。
ただし、これらのディスクは一度共鳴波を発生させると使えなくなる使い捨てです。このため、「ディスクX」の生産数が限られている登場初期は、最後の切り札的に使用していました。
このように、実態を見ると非常に強力なロボだったりするのですが、何とこいつ「量産」されているんですよ。
名前に「13世」とあるように、「1世」から「12世」までの兄が居るんですね。しかも、こいつら中盤以降の宇宙編ではレギュラー登場するという。この兄たちはマイクとは少しカラーリングが異なっていて、マイクでは赤色になっているコスモロボ時の頭部(ブームロボ時の腰部)が空色になっています。ただ、それ以外のデザインはまったく変わっていません。
Wikiによると、一応こいつらは試作機ということで最終型であるマイクが一番高性能ということになっているようです。だから、実際には量産型というよりは試作機や先行量産型といった扱いなのかもしれません。
ただ、外見上の差異は先に挙げた色以外はまったく無いため、全員で一斉に「システムチェーンジ!」と叫んで変形するシーンなんか、動きが完全にシンクロしていて(そりゃコピペして作っているんだから当然でしょうが)非常に壮観でしたね。
次回に語る「
終盤戦では十三機が円陣を組んでの合体ソリタリーウェーブ攻撃で大いに敵を苦しめましたが、十二機の兄たちは敵の攻撃によって破壊されて戦死してしまい、最後にはマイクだけしか残りませんでした。このあたりは、やっぱりメインキャラと同型でもモブ扱いで差別されていたのかなとか思ったり。
とにかく、初登場時のインパクトが凄く、キャラクター的にも親しみがもてるタイプで、作中の活躍場面も多かったという、非常に印象に残るロボでした。
さて、次回は上記のとおり風龍、雷龍と、それが合体する「
「次回も、このサイトでファイナルフュージョン承認!」
「これが勝利の鍵だ!」 → 撃龍神
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます