勇者KILER.1
KILER.
第2話旅の始まり
俺は旅に出ることして、出発する前に村長の家で準備をした。
「本当に旅にでるのか?KILER.」
村長は今も心配している、そりゃそうだろう、一人でいくんだから。
「もう決めたことだよ、そんなに心配しなくていいさ!」
俺は村長を元気づけた。
「でも心配だよ、暫くお前と会えないんだから・・・」
「なら村長、お前も行くか?」
「村を放っておくわけにはいかんからそうはいかんよ。」
悪いな皆、メニの仇をとりてぇんだ。俺も村から暫く離れるんだから寂しくなる・・・・。
「これを持っていけ。」
村長は俺に何か渡したい物があるようだ。
「地図、ビン、マッチ棒、お金。これで全部?」
「・・・・KILER.。」
「何?」
村長は顔を下向いて声を出した。
「お前、勇者になりたいのか?・・・」
「当たり前や、だって今まで特訓してきたんだぜ!それに昔から勇者になるのが夢だったからな。」
「そうか・・・ならお前にもう一つ渡したいものがある。」
もう一つ?いったい何だろう?・・・
・・・それお守りだった。
「お守り?・・・。」
「無事に帰ってくるようにと思ってな。」
俺は村長からお守りを貰ってとても嬉しい気分になった。
「ありがとな・・・偶には帰ってくるようにする。」
「それよりルトハブ町って知ってるか?」
聞いたことがある、でも場所は知らない。
「ここから歩いて約40分。まずはペルウム草原からペルウム東草原に行き次にルトハブ地方に着いてそこからまっすぐいけばルトハブ町に着く。」
「その町に何があるの?」
「剣士の試験を受けられるそこへいけばもっと上手くなれるかもしれんし武器だって売っている、だから、お金はお前に少しやる、武器を買うお金、防具を買うお金。」
村長は色々教えてくれた、俺を応援してくれてるんだな、ありがとう。
そして準備が終わり、ペルウム村の出入り口前で皆に挨拶をする。
「4年前に起きたメニが襲われた事件、俺は彼女の仇を討つため・・・・旅に出ます!!、そして無事に帰ってくることも約束します。」
「頑張ってきておくれ、つらかったら村に戻ってきなさい。」
「ああ!じゃあいってきます!!」
俺はペルウム村に出た。
「まずは、ルトハブ町に向かわなきゃ!」
俺は少しわくわくしてきた、早くルトハブ町に着きたい!絶対勇者になってやる!
第2話終わり
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