第34話

「貴方は遅すぎて……」


私にとっては、突然すぎた。そんなことを思っていると、光が消え、闇が支配した。かと思うと、ゆっくりと元の世界に戻って行った。入学式の入学許可、許可証を授かったその場面に。それからである。私が本当の幸せを掴む事が出来るようになったのは。

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