第13話

「偉いわ、貴方。名前、何て言うの?」


 褒められた。不覚にも、ちょっと嬉しかった。それ以前に、この人ったら、名前も知らない私に能力を授けようとしてるって訳? さっき校長先生が私の名前呼んだじゃない!

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