せっかくだから『何故バーチャルYoutube〇の同人誌を作る場合は更なる気配りが必要なのか』について考える

 お疲れ様です、幽冥牢ゆめろうです。

 今回は何となく即座にテーマについて話しますよ。私も二次創作は二つ程しましたから、話せる事もあるかなと思って。

 横道にそれる事も多々あるかと思いますが、僕のエッセイは、そんなもんさ。

 では参りましょう。


 さて、まず二次創作の同人誌は基本的にグレーです。

 オリジナルでない限り、企業の方が、様々な試行錯誤の上でお目こぼしをして下さっているという状態です。

 ですので、企業様的には多分ですが、全年齢向けが望ましいんだろうなと思います。ギャグ、日常ものなど。

 ラブコメとかでも、イチャイチャしていてもプラトニックな、よくてキス止まりくらいなのに、読者をめっさ

『てぇてぇ……!(゚Д゚)ノ』(最近は『尊い』というのをこう言う模様です)

と思わせる様な本ですね。

『ここからの展開はあなたのご想像にお任せします』

というのが、むしろ求められ、推奨されている世界。それが全年齢向けです。


 まあ、キャラクターを描く上でどう描いてもセクシーになってしまうんだけれど全年齢向けジャンルが書きたい方とかもおられますけれどもね。

 きちんと着衣の上で、日常シーンを過ごしている様子を描いているだけなのに、滅茶苦茶魅力的でセクシーなんですよ。

 アダルト作品経験がある人でこういう描画が出来る様になった人が母数としては多いと思うのですが、時として『〇マ』の〇先生の様に、ただひたすらそのジャンルへの愛ゆえにそういう描画が出来てしまう人もいます。最高です。

 こういう作家さんには是非そのままで売れて欲しい。そう願わずにはいられません。


 って、ちょっと横道にそれてしまった、とりあえず二次創作に関してはそれが暗黙の了解です。エロに関しても

『企業様がお目こぼしして下さるから、出せてるんやよ』

という大前提があります。そういう意味でやらかしが多い企業様だったとしても骨の髄まで二次創作したい病に侵されているものどもにとって、コンテンツを供給してくれる方は神です。生み出してくれたからね。

 ここでよく誤解されるんですけれど、

『成年向けは一枚岩なんだろ?』

みたいに考える人がめっさ多いですが、そんな訳ありません。

『あんた、誰かとHするとして、何なの、常に相手に対してノーマルからアブノーマル、果てはお巡りさんが大挙してあんたの身柄確保に訪れる様な事まで全てぶちかます人なの?』

ってなりますじゃん? そんな訳がない。ホイホイその辺にいてたまるか。

『相手の同意の上であって欲しい……!』

と願うばかりだから踏み込みませんが、空恐ろしいわ。

 普通に

『これはちょっと……』

というのに分かれています。ったりめーよ、趣味の合う人同士で大体固まってるんですからね。

 そこは理解して欲しい。世の中、日常的にHな事をする人ばかりではないとしても、

『興味がないのはあなたの勝手だから問題ないとしても、ボロクソに言い過ぎだし、言わせて頂ければ、いささか不勉強過ぎるだろう』

という事があります。知ったかぶりをしてボロクソに言う奴は基本、ムカつきますよね。

 例えばですよ、容姿(キャラデザ)性格頭の出来経済状況趣味家庭環境、当人らの味、色、音なども加味した上で

『見るからにモテない男女はHなんか出来る訳ねぇwww』

と言い放つのと同じです。それはそれでセクハラだと言えましょう。

『あなたが『出来ない』だけで、してる人はしてるよ』

というのが正解です。

 だって世の中には

『当人達が幸せなら、容姿(キャラデザ)の組み合わせについて他人がどうこう言うのは野暮極まる……』

とノーコメントで通したくなる組み合わせの例もゴロゴロあるでしょう? 傍から見ると

『お、おう』(大意)

って思ってしまうけれども、当人達はめっさラブラブな状態が。

 そこに何も間違いはありません。

 というか、『間違い』って何だ。失礼だろう。ホント男子ってサイテー(唐突な売り言葉)。

『ふぅん……じゃあお前の両親はどちらも神の手による超絶美麗キャラデザ1/1なのか?』

ですとか

『やたら美人基準のクソ高ぇてめえには分からねえのかも知れねえがよ、俺は好きなんだよ。

 つーかてめぇ、四の五の言う前にてめぇがSNSで言ってる事とか、鏡でてめぇのツラとか見直して来いやこの(差別的表現が跋扈するので割愛)』

という話になりはしますまいか。

 改めて言いますが、傲慢さと不勉強による野暮な物言いは誰かを半端なく傷付けます。もうほとんど名誉棄損ですよ。

 故にあいつやあいつやあいつやあいつ、そしてあいつとかも、いっそ訴訟されてしまえばいいし、果ては更にスクラップ置き場の様な場所で(教育的配慮から割愛)。


……失敬、ちょっぴりエキサイトしてしまいました(本人基準)。

 話を戻しますが、

『基本、よそ様のコンテンツなのだから丁重に扱おうぜ!』

というスタンスで、現状、二次創作は行われているはずです。

 そこに、最近活躍されているバーチャルYoutube〇さん達の同人誌というものが登場しました。こちらも、早くも全年齢向けと成人向けに分かれた様子です。

 最初にバーチャルYoutube〇を始めた人達と言い、企業で彼らをコンテンツとして供給している所と言い、早い、早過ぎる。ファンによる人気からしても目の付け所が違います。

 時代の寵児かな?




 さて、ここから本題ですが(本当にヒドイ)、バーチャルYoutube〇さん達には中の人などいないというスタンスで多くの人は楽しんでいるかと思われます。私もですよ。野暮だからね。

 ただ、配信やSNSで実際にファンとやり取りしてくれる彼らは、間違いなく、半分生ものです。キャラクターとして生きています。立場としては現実のタレントさんや俳優さんに限りなく近いのではないでしょうか。自身がコンテンツですからね。

 だからこそ、どこぞの阿呆、いやいやゲフンもう少しオブラートに包もう、誰かの心ない一言で傷付きますし、いい事があれば、泣いて喜びます。

 これまでファンの気持ちが一方通行であったゲーム、アニメ、漫画などのコンテンツのキャラクターと違うのはそこです。

 新たに登場したコンテンツであるバーチャルYoutube〇さん達はこちらの意見がもろにぶつかる半分生ものという要素を持つ人達だからこそ、これまで以上にストーリーものの同人誌などを出すのが難しいと考えます。

 成人向けは更に、本人様達から許可が出ていても、内容的に当人のイメージを保つのが難しくなって来ると思います。サンプルを見た事がありますけれど、気が引けるのを差し引いても、違和感が大きかったりしました。

 推測ですが、彼らは配信する上でどんどん交友関係が変わって行きますし、そうでなくても

『いついつの配信ではこう胸の内を語っていた』

というソースがあります。

 ゲーム情報誌が内容の速度でネットに差を付けられて沢山廃れましたが、それに近い感じ。リアルタイムでどれほど追いかけられているかでもまた印象が異なるはずです。

 つまり配信を見た人の数だけイメージがあるので

『誰それはこのソースではこれこれこうだったから、こういう風にはならないのではないか。今は更にこういう関係だし』

という事態が発生しやすいのです。


 愛の重さと、そこから生み出したストーリーの出来が直結する可能性が限りなく低い恐怖……!


 というのを前提に、そこからジャンルごとに考えられる事を箇条書きで挙げてみましょう。箇条書きマニアの方、大変お待たせしました!

・全年齢向け(ギャグ、日常もの)→恐らく一番イメージを壊さずにストーリーを書ける。

・成人向け→現在が黎明期だからというのもあるかもしれないが、これまでの実在する人々をネタにした同人誌の様に

『自分の『これをして欲しい』をさせている』

というイメージが強くなり、Vtube〇さん自身のイメージの維持が困難になる。

・百合(プラトニック・エロあり)→ある程度フィクションとして読めるジャンルだからこそ、どれほど推しの事を熟知しているかが問われる。

・BL(プラトニック・エロあり)→これもある程度フィクションとして読めるジャンルなので、百合の場合と条件が被る部分が出て来る。

 また、誰を選ぶかによるが、登場するVtube〇さんらを素材として一番長く描けるかもしれない。

 という感じでしょうか。BLに明るくないので錯覚な部分もあるかも知れませんが、好きな推しキャラをいつまでも推し続ける人は普通にいますよね。それを踏まえて、書いてみました。

 個人配信主さんと企業に所属する配信主さんのコラボもほぼ毎日行われていますから、お互いの出会いやすれ違いなどを描く事で、読者を

『あーしを萌え殺す気なんですかぁ!?><』(大意)

と言わせんばかりに熱狂させる事も可能かもしれません。『恋愛は禁止』という立場の方もちらほらおられますからね。

 それは同性の場合でも色々あるでしょうから、配信主さんの思わぬ一言からも、話が膨らませられるという訳。

 間違っても配信主さん達が嫌がらない様にしましょうね。彼らにも心があるんですから。




 好きなコンテンツやキャラクターに対して、ファンとして気を回し過ぎるという事は一部の例外を除けば、あまりないでしょう。

 せっかく生まれた素敵な存在であるバーチャルYoutube〇さん達との関係を、大事にしたいものですね。

 ではまた(`・ω・´)ゞ

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