第21日目
はーい、にっきだよ。
きょうはねぇ、にんげんがずっとねていたよ。どっかちょうしわるいのかなぁ。
にんげんがねているとねぇ、ぼくたちもやることなくてねちゃうんだ。おふとんのうえでまるくなっているほうが、なによりらくだもの。
ぼくたちってさ、ねようとおもえばいつまでもねられちゃうからさ、きょうのにっきはねていましたでおわっちゃうから、にんげんのことすこしかこうかな。
ぼくがぼのおうちにやってきたとき、もうなんねんまえかわすれちゃったけどさ、だれともくちをきかなかったんだよね。さいきんはでんわもするようになったみたいだけど、ときどきおかしくなるよ。そういうときは、ぼくは……ぼくたちはちかよらないようにいている。こわいもの。くうきよまないいぬは、のうてんきにちかよっていっておこられているけどね。
なんていうかねぇ、きげんがいいときとわるいときがはげしいんだよね。ほんにんもこまっているみたいなんだけど、ぼくたちもどうしていいかわからないんだ。
だから、さわらない。これがるーる。おたがいに、いやなおもいしたくないもの。
つめたいっていわないでね。ぼくたちじゃどうしようもないんだから。
さてさて、こんなにんげんだけど、ごはんだけはわすれたことがないんだよね。
そこだけは、ほめてもいいとおもうよ。ぼくたちのたのしみだもの。
さてと、むりやりかいたにっきだから、このくらいにしておくね。
ねちゃうとかくことなくてさ。
じゃあねぇ~
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