第14日目
えへへ、ぱそこんとっちゃった。きょうははやいんだ‥‥常にこうありたいものだな。
ほら、またへんなこえがきこえた。いやになっちゃうよ。
きょうはにんげんがめずらしくどっかいって、げっそりしてかえってきたよ。めんきょのこうしんだってさ。たいへんだね。
たいへんっていえば、なんかきょう「えすえむくらぶ」とかいうとこにでんわして、ひっしによやくしていたけど、なにするんだろうね?(ニヤリ)
さいきんへんだとおもっていたけど、なんだげんきじゃん。しんぱいしてそんしたよ。
ああ、そうだ。ぼくたちのしょうかいしていなかったね。それじゃ、てきとうなびーじーえむすたーと!!
・先生
最先住猫。スコティッシュフォールド(立ち耳)の男の子。
その風格、期待外のボディサイズ、仏頂面に鋭い眼光。まさに先生の名にふさわしい。
しかし、実はかなりのの甘えん坊で、スリスリ突撃で人間を吹き飛ばすほどの、熱烈アタックをする。
・トラ(ツム)
いわゆる保護猫でやってきた茶トラ様の男の子。
人なつっこ過ぎて、物怖じしなさすぎて、あらゆる壁を神速で登るけど、掃除機だけは勘弁ななやんちゃなヤツ。
本来の名はトラだが、飼い主のインスピレーションでツムと呼ばれるようになり、こちらが定着した。LI○Eツム○ムとは関係がない。もし飼い主がこのゲームの存在を知っていたら、きっと違う名になったはずである。
・シロツム
ラグドールという大形種の男の子。ほぼ真っ白な被毛に青い目が印象的。しかも、端整なイケメン。
体に似合わず大人しく臆病で、トイレの中で寝るのが趣味。デカい体でもっさもっさ走る姿は可愛い。
名前の由来は、白くてツムだから……「ツム」ってなんやねん。
・姫(ペーペー)
三毛猫がやってきた!! と飼い主が喜んだのもつかの間。速攻嫌われて触らせてもらえなくなった、まさに姫‥‥なのだが、小さな頃にペーペー鳴きまくったため、そのまま呼び名になってしまった立ち耳スコ。
今日もタンスの隙間に挟まって、深窓の姫は何を思う‥‥。
・黒ツム
生まれつき目が細く、視力に障害があるのでは? と心配されているアメショの男の子。何を考えているか分からないが、猛烈な甘ったれである事は確か。
体のサイズが違うのに、なぜかよくチビと間違えられる。
性格は超おっとりでマイペース。ある意味猫らしい猫。
・ブルーレット(ピーちゃん)
同士よ、それはトイレ洗剤の名前だ。ということで、例によってピーちゃんという謎の名前で呼ばれるロシアンブルーの女の子。
まるで宇宙人のような外見、どこにすっ飛んで行くかわかならない機動力で飼い主を翻弄するトリックスター。飼い主の肩に乗るのが好き。
・カエデ&サクラ
同時にお迎えしたので、いつもセットで呼ばれるマンチカン姉妹。
両方とも木の名前だが、誕生月とは一切関係ない。飼い主が思いつきで決めた。
三毛は三毛だが「サビ」というまだら模様。一部に熱狂的なファン層がある。
そして‥‥
・チビ
この日記の語り部である、ちっちゃなアメショ。
超お転婆、お腹いっぱいでも、食べ物ががあれば狩り続ける生粋のハンター。
その爪が細く刺さりやすいので、その裂傷は極めて凄惨。山椒は小粒でもピリリと辛い猫を体現している。
‥・ふう、にんげんにかいてもらったよ。ぼくのまえは分からないしね。
ねっ、けっこういるでしょ? これだけなかまがいるとうるさくて……それがいいんだけどさ。
じゃあ、きょうはこのくらいにしておくよ。またね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます