第5話うでをつかまれた。

黒板が、見えないので、初めて、あまり授業を聞かなかった。そして、ボーッとしていた。

授業が、終わるチャイムも聞こえずに…。

我にかえったのは、自分のお腹の音を聴いてだ。隣を見たら、あるまさんが座っている。そして、

「ずっとよんでたんだよ」

と、言っていた。私は、謝った。

けど…確か…

授業中あるまさんと目があって、

なぜかあるまさんが、笑ってた気がした。

そんなことを考えて、時間を見たらあとちょっとで、昼休みが、終わる時間だった。

やばいっとあせっていると、

あるまさんが、私の腕をつかんだ。

「えっ…」

私はついつい、声を漏らした。

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