コーヒー
コーヒーを初めて飲んだ
まずい…
母は笑って言う
子供にはまだ早いわよ、と
そして僕の頭を優しく撫でた
コーヒーを飲んだ
苦い…
砂糖を入れて飲む
母は微笑んで言う
まだ子どもね、と
その言葉に顔を顰める
コーヒーを飲んだ
美味しい…
いつの間にか苦味を
美味しく感じるようになっていた
コーヒーを飲む
パパ、コーヒー苦い…
と娘が言う
子供にはまだ早いさ
僕は笑ってそう言った
そして
あの時の母のように
娘の頭を優しく撫でた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます