水色の恋24 屋上に行くと大きな温泉風呂がありました、入り口で混浴になっていますので水着を着用してください、水着はそれぞれの更衣ロッカーに入って、


水色の恋24


屋上に行くと大きな温泉風呂がありました、入り口で混浴になっていますので水着を着用してください、水着はそれぞれの更衣ロッカーに入って、

いますといったので番号札をもらい、ロッカーをあけ水着に着替え温泉に入ったのです、


西側の窓を見ると瀬戸内海が一望でき丁度夕日が沈むところでした、太陽が沈むに従って海の色が黄金色にそまり、その美しさは眼をみはるばかりで、

あちこちから歓声が上がっていました、


すご~いねと純一にいうと、ねえ来てよかっただろうと笑っているので、彼女と来たんでしょうとたずねると、違うよ会社の慰安旅行だよと答えた、

ので隠さなくていいんだよ、今は彼女はいなくても過去にいてもおかしくないよと笑うと、まったくゆうこちゃんはいじわるなんだからと視線を、

そらしたのです、


サツパリして温泉をあがり、部屋でくつろいでいると食事の用意がととのいました、3階の大広間へ起こしくださいと、館内放送でいったので、

エレベータで降りていき部屋にはいると、仲居さんがこちらへどうぞと席へ案内したのです、


あわびなどの海鮮料理がならんでいます、純一が四国で沢山海鮮料理をたべたから飽きがきたんではと言ったのです、それを聴いていた仲居さんが、

大丈夫ですよ最後に香川牛のステーキが出ますよ、霜降りでとても美味しんですよとニコニコ藁っていました、


純一がゆうこちゃんは肉が好きだと言っていたから良かったねというので、うんでも海鮮料理はいくら食べても飽きがこないから不思議だなねえ、

実は純一さんが飽きたんでしょうと聞くと、ばれたか実はそうなんだよというので、なかなか正直で宜しいと顔を見つめ大笑いしたのです、


仲居さんがこのホテルはデナーショーがあるんですよ、今日のステージは演歌歌手の坂本冬美さんです、楽しんでくださねと言ったのです、ええ~と、

ゆうこが言ったので、純一がどうしたのと聞くので実はゆうこは歌手になりたくてちいさい頃から歌のレッスンをうけており、坂本冬美の前座で、

歌った事もあり顔見知りなのと答えたのです、


今もレッスンしているのと聞くのでそうだよ、時々大阪でバンドと組んでライブもやっているんだよと言うと、すご~い大阪に帰ったらぜひ聞き、

に行くよというので、ありがとうと返事したのです、


しばらくしてステージに坂本冬美が上がると沢山の拍手があがり、みなさんこんばんわ、まず最初に今回の地震で被災された方にお悔やみをもうし、

あげます、元気をだして下さいと挨拶し、実は私もこのホテルにいましてびっくりしたんですが、ここのスタッフの皆さんの冷静な指示のおかげ、

で安全に避難する事が出来たんです、


幸いにここのホテルは高台にあり、耐震がほどこされていたので何の被害もありませんでした、本当に良かったです、それから香川県の知事さんから、

事前に弘法大師の予言で2日いないに大災害がくるそうなので安全を確保するようなとの連絡があったそうなんです、


普通はそんなばかなと信んじないのですが、ここ高松は弘法大師の修行した88箇所の最終の地でもあるところですのでほとんどの人が信じて安全対策、

をとつていたそうなので被害はすくなかったそうです、ヤッパリ弘法大師様はすごいですねと挨拶したのです、


今日はこの宴席に香川県の知事さんもおみえになっていますと言うと知事が立ち上がり、皆さんご無事でなによりでした、今話された事は事実です、

むかしから大災害が起こるとき西から男女の二人ずれが弘法大師様の遺言箱の鍵をもつて現れるといわれていましたが、本当に現れたのです、

そのお二人を後で皆様に紹介しますと言ったのです、


それでは私の歌を聴いて下さい、これから歌う最初の歌は私が病で歌手を休業しなくてはならなくなり、やっと復帰できるようになった時作詞、作曲、

の先生が応援歌として作ってくださつたもので大志(こころざし)という歌ですと歌い始めたのです、


ゆうこと純一はどうして私達がここにいる事がわかったんだろうと顔を見合わせたのです、しばらくして知事が席に来て今回は本当にありがとう、

おかげで助かりましたというので、どうして私達がここにいる事がわかったんですかと言うと、


ここでやっている物産展は県の観光課が協賛していまして、たまたま職員の案内で見にきていたのです、その時あなたをみかけまして声をかけよう、

としましたがエレベータに乗ってしまったのでフロントで確認しましたらゆうこさんに間違いない事がわかったんです、次の場所にいかなくては、

ならないので後で挨拶しょうと支配人に頼みこの宴席に入れてもらったのです、


また後でというと席にもどっていったのです、坂本冬美が何曲か歌を披露し舞台をおりてお客さんに声をかけ握手をしてまわり、ゆうこ達の席へくる、

とビックリした顔をしてあらゆめちゃんではないのと声をかけ、丁度よかったわ私一人では間がもたないので手伝ってというので、ドレスではない、

のでというとかまわないわよといい、チョットおかりしますよと手を引きステージに登らされたのです、


ステージで冬美は私の友達で歌手の北山ゆめさんです、丁度このホテルに宿泊していましたので無理をいってステージに上がってもらいました、

それでは一曲歌ってもらいます津軽じょんがら女節ですと言ったのです、冬美が楽団員に宜しくというと曲が流れ始めたのです、


しかたないので、それでは聴いて下さいとマイクをうけとり歌いはじめたのです、声量があり素晴らしい歌声の演歌です、純一はびっくりして、

また一つゆうこの得意分野を知ったのです、歌い終わると会場から嵐のような拍手です、坂本冬美があら私より拍手が多いわ、今日起こしのみなさん、

これから売り出す歌手の北山ゆめさんです、しっかり覚えていてくださいねと言ったのです、


あんまり歌ってもらうと私の歌がかすんでしまうので今日はこれ一曲にします、ゆめさんご苦労様でしたというので、それでは皆さん冬美さんの歌を、

楽しんでくださいとステージを降り席に戻ったのです、知事もびっくりしていました、










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