第251話 僕の嫁はオークの酋長達……(74)

 これも? 今迄我等が説明をしてきたと思うのだが?


 オーク種族の社会は? 我等日本のような儒教などの教えが未だ根強く残る男尊女卑の社会ではなくて? 古代の日の本……


 そう~? 女王卑弥呼が治めていたとされる邪馬台国のような、男王が統治をする世界ではなくて女性王が統治をおこなう、女尊男卑の社会だから。此の国の女王アイカが健太に気兼ねなく強く当たる……。


 そう~? サディスト的振る舞いこそが? 此の国の女王アイカが健太を自身の王であり、夫であると認めた証なのだからと? 我等が、この物語を読み、見ている者達へと説明をすれば?


『……ん? あれ? 可笑しいぞ?』と。また皆は思うに違いない?


 だって~? 同じオーク種族の女性である比の国の女王ルインが? 先程? 自身の王である健太へと、優しい声色でオーク種族の婚姻の儀式の件や? 健太自身が女王ルインの夫……。


 そう~? 彼が? 比の国の王であると優しく甘えながら説明したではないか?


 そんな彼女の様子は? 同じ女王であり、妻でもある此の国の女王アイカとは対照的な様子で、全く違うではないかと?


 この物語を読み、見ている者達は不満に思うと? 我等も思うのだが?


 皆も? この物語の各シーンを思い出して欲しい……。


 比の国の女王ルインも前王であるカーンに対して、オーク種族の女王……。妻的振る舞い……。


 自身の王だったカーンに対して上から目線で話し……。夫婦の会話をしていたはずなのだ。


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