第246話 僕の嫁はオークの酋長達……(69)

 此の国の女王アイカを落胆させる……だけではないね?


 此の国の領主で、以前は? 女王アイカの婚約者だったウォンの邪な策が功を奏した結果となり。


 今日の二人の、祭典での仲慎ましい様子を傍から見ればわかると通りで?


 これを機に此の国の女王アイカは? 健太の婚約を破棄──!


 また過去の婚約者と寄りを戻すように急接近……だけではない?


 比の国の政に関しても? 何かあればウォンへと相談……。


 それも? 親密に相談をするものだから、元婚約者……?


 それとも王だったのか? よくわからない立場でいた健太自身が嫉妬心を募らせる程に高待遇で、女王アイカはウォンと接するようになるのだ。


 でッ、策が弄したウォンとは逆に健太の方はと?


 これを機に? 此の国の女王アイカから? 侮り蔑まれ、罵倒されることも多々増え──。彼は蔑ろにされる。


 と、いうか?


 これも? この物語を読み、見ている者達ならばわかる通りで。


 健太は、この戦士シンとの練習試合を境に? 此の国の王族女性達の奴隷……。


 そう~? オークの男性と容姿を比べて、貧相に見える彼の肢体は? 男性なのに? 毛も薄く、幼い少女みたいな肢体をしているから、王族の女性達の性玩具(おもちゃ)と、ていのよい執事……。


 そして? 『洗濯屋健ちゃん』への降格だったのだが。


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