第199話 僕の嫁はオークの酋長達……(23)
だから健太も? 比の国の女王ルインの問いかけに対して、『知らぬ』と、言う訳にはいかない。
だって~? 彼は~? 比の国の女王ルインの誘惑光線を浴びる度に苦笑いをしては誤魔化していたのだから。
比の国の女王ルインが、自分に好意があることぐらいは。いくら鈍感な健太でも気がついているから。先程の彼女の情熱的な、大人の接吻……。
そう~? 健太は~? 比の国の女王ルインの情熱的な接吻をいとも容易く受け入れ──。自分自身も彼女との接吻を堪能したと言う訳なのだよ。
だから~? 彼は~? 今更~? 彼女が~? 比の国の女王さまだと言うこと『知らない~』と、告げることはできないから。
「うん」と頷きながら、比の国の女王ルインへと言葉が返す。
と、なれば~?
次に~? 比の国の女王さまの口から放たれる下知は~? こんな台詞しかないと思われる~?
「あなた~? 分かっているなら~。早く~。私の汚れ物を受け取り~。そして~? 今直ぐ洗いなさい~。このままでは~? 私が~? 公衆の面前で恥をかくことになります~。だから~? 今直ぐ汚れ物を洗ってください~。あなた~」と。
比の国の女王ルインは、荒々しい声色で、健太(白馬の王子さま)へと下知……。
そして~? 彼女の脱いだばかりの~?
そう~? 比の国の女王ルインの未だ体温が残る。ほやほや、脱ぎたて下着を、自身の愛する健太(白馬の王子さま)へと強引に手渡す荒業にでたのだ。
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