4 狼の考え
「始め!」
夜の稽古場に零の声が上がる。今朝の事件の犯人は分かっていた。一連の事件の首謀者が機関に圧をかけてきたのだ。遺体は全て脳と目が抜き取られ、一瞬誰か判別がつかなかった。が、機関の制服にあの黒髪。間違いなく小百合だった。他の遺体は全て八軍の子達。そして、祐希と透の化けの皮剥がしが始まった。二人は打ち合う。形勢かやや祐希が優勢。零はそれを黙って見ていた。腕組みをして、壁に寄りかかって。
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